2017年紅白歌合戦、並びに欅坂46の騒動について

2017年の紅白歌合戦は見所満載であった。超絶イケてるOPに始まり三浦大知、Superflyなど実力派アーティストのパフォーマンス、毎年格段に演出レベルが上がるPerfume、さすがとしかいいようのない椎名林檎×トータス松本のコラボ、国民的アーティストの幕引きに相応しい安室奈美恵の歌唱、アイドルオタク観点から見るとAKB48の楽曲投票も、まゆゆに花を持たせるというみんなの思いが一つになった瞬間を見れて感動的であった。

そんな中、そうならなければ良いのにと懸念していた形で我が軍が話題になってしまった。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171231-00000099-dal-ent

正直残念である。残念というのは、正規の枠で披露した1回目の不協和音が本当に素晴らしかったからだ。震えた。今年は欅坂、特に平手友梨奈オタクにとってヒヤヒヤさせられる1年であった。今泉佑唯の休養発表から始まり、発煙筒事件、夏頃から平手友梨奈のコンディションの不調が目立ち、テレビに映るのは俯き顔ばかり、ツアーでは途中で倒れただの欠席だのというレポばかりが上がってくる。応援したいというこの気持ちすら負担になっているのではと悩むこともあった。それがこの年の瀬に、全てのコンディションをここに合わせてきたと言わんばかりのベストパフォーマンスを20人で見せてくれた。特に平手友梨奈に関しては本人の能力を存分に見せつけてくれるダンス、表情だった。本当に再放送があればみんなに見て欲しい。

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メンバー全体の不調が目立った時期にけやき坂46の台頭も見られたが、最後に漢字欅の意地を見せてくれた。やっぱり欅坂を応援しよう。そう決意した矢先の出来事だった。倒れたことばかり話題になってしまった。

 

今回の出来事、誰に責任があったかと言われると難しい。少なくともコラボを企画した人とウッチャンには非は無いと思う。

というのも、ファン以外は「秋元康のアイドル」を一括りにしか見れないと思うが、欅坂46は他のグループと少し違う。欅坂46にはデビュー曲からずっと振り付けを担当してくれている方がいる。TAKAHIRO先生と呼ばれている世界的ダンサーだ。(詳しくはググって欲しい)

TAKAHIRO先生は欅坂がデビューしてからの2年間、曲を解釈し、表現することを徹底的にメンバーに教えてくれた。振りを揃えることよりも、バラバラでも内面を表現することで美しさが生まれるというのがTAKAHIRO先生の持論で、メンバーたちはその教えに食らいつき、自分のものにしていっている。それが欅坂のアイデンティティとなり、魅力の1つとなっている。

メンバーの表現力が磨かれる過程で不協和音という曲が放り込まれた。周りからの圧力や同調に強い意志を持ってNoという曲。これを全身で表現することは世間が思っているアイドルのダンスよりも遥かに精神的、肉体的に消耗する。そして彼女達はまだデビュー2年目。正直紅白歌合戦は身の丈に合わないステージだ。相当緊張しているはず。そこで不協和音を2回やるというのは無茶でしかない。

 

秋元康に親を殺されたのかと思うぐらい批判ばかり出すヤ〇コメでは案の定「安室奈美恵三浦大知は倒れないのに口パクアイドルが倒れたwww」みたいなコメントばかり出ていたが、これは確かに的を得ていると思った。欅坂のパフォーマンスは確かに激しいものだが、同じぐらい、もしくはそれ以上消耗するパフォーマーはたくさんいるはずだ。48、46系アイドルはやたらと過呼吸に陥る印象があるが、これはステージに立つ者としての基礎体力作りができていないのではないか、と思う。また、人数が多すぎてケアが行き届いてないのではないのか。お披露目からすぐに握手ライブ握手ライブで必要な準備が全くなされていないような気がする。秋元康は「セーブをしないのが欅坂」と言った。そこを今後も売りにするのであればメンバーの体調、メンタルを安定させるに必要なことできるようなスケジュールを組んでほしいし、必要であればケアができる人を増やして欲しい。

 

私は欅坂46が好きなのだ。好きなところはたくさんあるが、1番は「持ってる」ところが好きなのだ。デビュー曲にサイレントマジョリティーという奇跡のような名曲を貰えたこと、その年に紅白に出られたこと、その後も良曲をたくさん貰えたこと、次の年も紅白に出られたこと。そこで大勢の記憶に残るパフォーマンスを残したこと、ウッチャンとコラボができたこと。本当に持ってるなと思うしついて行きたくなる。

だからこそもうメンバーが苦しんでいるところは見たくない。2017年のようなファンも消耗させるようなことはして欲しくない。そして2018年の紅白は素直に感動できるパフォーマンスを。切実にそう願っている。